2023年
2月例会報告
2023年2月12日(日) 長田区文化センター3F講習室
今年2回目の例会は暖かい穏やかな日となりました。会場は初めての場所の神戸市立長田区文化センターの3階講習室でした。29名の 参加でした。
メインテーマはふたつあり、ひとつ目は網会員のサギソウの植え付け方と育て方の講習で、スライドで植え替えの手順や網さんが菩提寺に飾った寄せ植えや密植えの満開になったサギソウの大鉢が映されました。網さんはミズゴケ単用だそうですが、ほかにも鹿沼土だけ、赤玉土だけ、それらの混合する方など人さまざまの用土が使われるとのことでした。8月の開花に向けて可憐な花が咲くのを楽しみ待ちましょう。
後半は、六甲高山植物園のバックヤードを担当されている武部雅子さんの園での栽培方法や開花状況の紹介がスライドで説明されました。絶滅危惧種の保全の取り組み、神戸山草会の雌岡山のケスハマソウ株を維持管理したり、提携する植物園と種子の交換で幅広い種類を展示できるなど興味深いお話しを伺いました。シラネアオイやレンゲショウマが種子で大きく膨らんだ果実ができるという話には、同じ神戸市内でも実が着いたことのない私からすると、気候の違いにうらやましく思いました。
そのあと船坂農園の山草会向け選別苗の販売がありました。
昨年秋の例会で頒布した会員競作のバイカオウレンは開花したものが卓上に並べられ、多くの会員が持ち寄った作品を鑑賞しました。
例会の様子 写真をクリックすると拡大します

●サギソウの植え付け講習(網会員)

●競作のバイカオウレン

●六甲高山植物園での栽培のお話しされるバックヤードを担当されている武部雅子さん

● 昨年例会で頒布したバイカオウレンの競作作品

●こんな素敵な仕立て方のものもありました。

●プルサティラ・ハラーリ(白花)
Pulsatilla halleri ssp. slavica